ブルネロ・クチネリの経営は、労働・倫理・経済・自然を貫く「人間中心の経営哲学」の実践です。
多様な資本をバランスよく育み、豊かな世界を築く。
その思想を支持する人々が世界中でファンとなり、強固なブランドと持続的な収益基盤を生み出しています。
HOPは、この「豊かな資本主義」の考え方に共鳴し、日本企業の経営における実践を支援しています。本書は、その哲学を理解するための最良の入口です。
出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2021/3/26)発売日 : 2021/3/26言語 : 日本語単行本(ソフトカバー) : 288ページISBN-10 : 4295405299ISBN-13 : 978-4295405290寸法 : 13.2 x 2 x 18.9 cm
クチネリは、「人間の尊厳」と「自然との調和」を企業の目的に据えています。その実現のために働き、利益を生み、その利益を村人の生活と自然環境を豊かにするために投資しています。クチネリにとって、利益は目的ではなく、目指す世界を実現するための手段なのです。
HOPは、これこそが本来の会社であり、マネジメントのあるべき姿だと考えています。このクチネリの思想に深く共感し、私たちは本書を翻訳し、日本に紹介することにしました。
本書は、創業者ブルネロ・クチネリが、自身の人生と企業経営を重ね合わせながら、「人間主義的経営」がいかに形づくられてきたかを語る自伝的物語である。貧しい農村で育った原体験から、人間の尊厳を守る働き方への強い問題意識が芽生え、企業を単なる利益装置ではなく、共同体と文化を育む存在として構想していく。
クチネリは、事業の成功とともに得た利益を、村の再生や自然、芸術、教育へと還元し、資本主義の中で倫理と美を両立させる道を実践していく。その歩みを通して、本書は、企業とは何のために存在するのか、働くとは何かを静かに問いかけている。
1978年、色鮮やかなカシミヤセーターの製造からスタート。 事業の目的を「人間の尊厳を追求すること」と定め、ソロメオ村を拠点に独自の経営哲学を実践。 現在はイタリアを代表するラグジュアリーブランド「ブルネロ・クチネリ社」創業者兼会長。