三井物産に新卒で入社し35年在籍。労働組合委員長、香港繊維子会社社長、ライフスタイル事業開発部長、イタリア三井物産社長、内部監査部検査役を歴任。在イタリア日本商工会議所会頭、本邦内部監査基準の改訂委員も務めた。30代に9年間駐在した香港では、東西冷戦の終結から中国の改革開放、香港返還、アジア通貨危機など多くの歴史の転換を経験。帰国後はブランド、雑貨・インテリアなど生活産業に特化したベンチャー投資とM&Aを推進する新組織を立ち上げ、総合商社のビジネスモデルの刷新に取り組んだ。
イタリア三井物産ではリーマンショックで海外拠点のリストラが進む中、現地社員の幹部登用を進めて危機を乗り越えた。58歳で寺田倉庫に転職し常務取締役COOとして改革に携わった後、2018年にHOP株式会社を設立。2020年から1年半、ファームシップの取締役COOとして、資本政策、組織体制の整備、人事制度の構築など、ベンチャー企業の経営基盤強化に当たった。理論と実践の両面から強く美しい会社を創る活動に取り組んでいる。
好きな言葉は「我が頭上の星空と我が内なる道徳律」(カント)。訳書に「人間主義的経営」(ブルネロ・クチネリ著)。